厳しい冬の寒さも和らぎ、徐々に春の訪れを感じる気候となってきました。

本来であれば、3月末には満開の桜の下で、志木市コミュニティ協議会主催の「志木さくらフェスタ」が盛大に開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止する観点から、大変残念ではありますが、令和3年度も中止となりました。

一方で、間もなくはじまる令和4年度を前に、志木市も新たな一歩を踏み出そうとしています。6月竣工に向けて工事が進められている新庁舎については、少しずつその外観が見えはじめてきました。また、その目の前に広がるいろは親水公園についても、8月のリニューアルに向け、着々と工事が進められています。新庁舎は、災害に強い構造となっていることはもちろん、その目の前に設置されるグランドテラスは、いろは親水公園と一体的にも活用できる、新たなにぎわいの舞台となります。また、いろは親水公園にはベーカリーカフェや川の合流地点を一望できるカウンターデッキ、さらにはウォーターパークなどが設置され、四季を通じて多世代の皆さまが集える公園となりますので、ぜひ、ご期待ください。

さて、新型コロナワクチンについては、3回目の追加接種の対象となる方へ、順次接種券を送付しています。3回目の接種では、ファイザー社とモデルナ社のワクチンを選ぶことができ、国のQ＆Aにおいても、前回と異なるワクチンの接種、いわゆる交互接種が可能とされています。予約状況については、モデルナ社ワクチンの予約枠が比較的空いておりますので、ぜひご検討ください。また、5歳以上11歳以下の児童に対するワクチン接種についても、3月1日からの開始に向けて準備を進めており、引き続き、円滑な接種が行えるよう、医療機関との綿密な連携体制を整備していきます。

また、現在開会中の市議会において、令和4年度予算や、新型コロナウイルス緊急対策等の補正予算の審議をいただいております。これらの予算には、昨年実施した全世帯意識調査で寄せられた皆さまの貴重なご意見をしっかりと吟味し、反映させた事業として、プレミアム付商品券の発行やフードバンク・フードドライブ拠点整備補助なども計上しています。

依然として世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。引き続き感染症対策はもちろん、市民の皆さまの生活や事業者の活動を支えるための施策もスピード感を持って打ち出し、アフターコロナをも見据えながら、7万6千人の市民の皆さまの笑顔を取り戻す信念を胸に、剛毅果断(ごうきかだん)に令和4年度の市政運営に取り組んでいきます。