「香川たけふみ」プロフィール

子どもは宝です

毎月発行している広報しきに連載中の市長コラム「以心伝心」に掲載された内容を掲載しています。

平成31年4月号掲載分

子どもは宝です

 

新しい事業が盛り込まれた平成31年度予算が、議会で承認されました。いよいよ新年度のスタート。来年、2020年の市制施行50周年とオリンピックイヤーも見据え、確かな礎(いしずえ)
を築く年度にしていく決意です。

 

さて、子どもたちは将来の地域や志木市、国を支えてくれる大切な宝です。けれど、その宝である子どもたちを取り巻く環境は大変厳しい状況にあります。

去る1月24日には、千葉県野田市立の小学4年生の女子児童が、虐待を受けて亡くなったという痛ましい事件が発生しました。

今回の事件では、行政の対応の不備も各方面から指摘をされていることからも、早速、志木市でこのような事件が起きないよう、各担当に対応方針の徹底を指示したところです。

厚生労働省によりますと、平成29年度の児童虐待の相談件数は速報値で133,778件、平成25年度と比べて59,976件増えており、志木市でも、平成25年度の児童虐待相談件数138件に対し、平成29年度は216件と増えている状況です。さらに驚くべきは、平成30年11月末時点、日本全体で2,936人の子どもが安否未確認との発表もありました。

本市では、幸いにも安否未確認の子どもはおりませんが、こうした状況を前に、「虐待は絶対に発生させてはいけない」という信念のもと、さまざまな施策に取り組んでいます。

一例として、妊娠を確認した時点から、助産師、保健師が面談や訪問をして、地域での子育てを支援する「しきっ子あんしん子育てサポート事業」の導入や、市や児童相談所、警察、地域、幼稚園、保育園や学校などの関係機関で構成されている、子どもを守る地域ネットワーク「志木市要保護児童対策地域協議会」の中で、適切に対応する体制を構築するなど、未然に虐待を防止するための対策に取り組んでいます。

しかしながら、前述の状況を前に、志木っ子たちへの虐待を防止できるのか、そして確実に発見できるのか、行政の対応だけでは、もはや虐待を防ぐことは限界に来ているのではないかと自問する日が続いています。

 

皆さんは地域の主任児童委員をご存じですか?

主任児童委員は、子どもたちの「いざ」という時に行政に連絡をする「つなぐ」役割を持つ重要な市民力です。

また、皆さんは児童福祉法に基づいて、虐待を見かけたら通報する義務があることはご存じですか?

通報はわれわれ国民の義務であり、児童相談所全国共通ダイヤルや志木市児童虐待ホットラインは子どもを守るための最後の砦(とりで)です。

 

子どもは宝。今、児童虐待防止に向けて地域の一人ひとりができることを考え、市民力を発揮しなくてはならない現実に直面しています。

 

児童相談所全国共通ダイヤル[☎189(いちはやく)]

志木市児童虐待ホットライン[☎048(473)1124]

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