「香川たけふみ」プロフィール

♪とんとんとんからりと~…♬

毎月発行している広報しきに連載中の市長コラム「以心伝心」に掲載された内容を掲載しています。

平成31年3月号掲載分

♪とんとんとんからりと~…♬

 

まだまだ寒暖差の激しい日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 

ところで、皆さんは町内会に加入していますか?

町内会は「共助の要」として、地域を守る防災や防犯活動、生活情報を届ける活動、助け合いや人と人とが交流を深めるためのイベントなど、地域の特性を生かしながら魅力ある活動を行っています。

 

先月2月4日に本町1丁目で火災が発生した際、私は市内で会合に出ておりましたが、出席していた皆さんも火災の一報が入ると同時に、手分けをして町内会の役員に連絡を取り、「~さんの家は大丈夫か?」「~さんは高齢の方だぞ!」など、状況確認や安否確認を積極的に行っていました。

会合を中座し現地に駆けつけると、消防や消防団が消火活動をする中、町内会の役員の皆さんが、日頃のお付き合いから把握している情報や、ご家族の様子について消防本部と情報共有するなど必死になって活躍されたこともあり、幸いにして犠牲者や負傷者が出ることはありませんでした。

 

平成 26 年版の防災白書によると、阪神淡路大震災では約 77%の人が近隣住民などに助けられたとの調査結果がでており、本市の火災からも、普段からのご近所付き合いが大切であると再認識させられます。

ご近所付き合いの希薄化が叫ばれる昨今、市内37 町内会の加入率は 57%となっています。一方、内閣府が行っている世論調査では、67.7%の人が「地域での付き合いが必要」と回答しており、また、住生活に関する世論調査では、86.1%の人が「地域との交流・つながりを持ちたい」と回答しています。町内会加入率と世論調査数値との乖離(かいり)を考えると、まだまだ町内会加入率の向上の可能性を探ることができそうです。

近年の自然災害などにより、町内会活動における防災活動が注目されていることからも、今年の9月には、すべての町内会が参加する市民総合防災訓練を予定しています。大規模災害時には、行政がすべてに支援の手を差し伸べるのが難しくなると予測され、共助を担う町内会が主体となり、日頃から意識を高めていくことが、大変重要です。市民総合防災訓練では、町内会が主体となり、避難所単位でそれぞれの状況に合わせた訓練メニューを計画し、実施していく予定です。

 

「♪とんとんとんからりと隣組 地震や雷火事どろぼう 互いに役立つ用心棒 助けられたり助けたり」 「とんとんとんからりと隣組 何軒あろうと一所帯 こころは一つの屋根の月 纏(まと)められたり纏めたり♬」 昭和初期の流行歌「隣組」の一節。隣組制度がなくなった今、忘れられかけている町内会の大切さが、ここにある気がしています。

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