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台風第19号の災害対応について

毎月発行している広報しきに連載中の市長コラム「以心伝心」に掲載された内容を掲載しています。

令和元年12月号掲載分

台風第19号の災害対応について

 

先日の台風第19号では、関東・東北の広範囲において、河川140か所が決壊し、亡くなられた方が80人を超えるなど、各地に甚大な被害をもたらしました。被害に遭われた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆さまに心からお見舞いを申し上げます。

志木市においても11月1日時点で床下浸水166棟、床上浸水19棟、道路冠水40か所といった被害となりました。台風の通過時、夜を徹して消防団や建設業防災協力会をはじめ、市職員も総出で対応したことで、市民の皆さまの命を守ることができたと思っています。また、避難指示という前例のない事態に約2,800人もの方が各避難所へ避難されましたが、町内会や民生委員をはじめ、市民の皆さまのご協力により秩序が保たれた避難所運営ができましたことに深く感謝を申し上げます。

今回の災害対応では、避難所を担当した職員にも激励の言葉を多くいただきましたが、一方で市民の皆さまからこんなご意見・ご質問もいただきました。
Q.志木市はハザードマップは配布していないのですか?
A.もちろん市内全戸に配布しております。「市民便利帳2018保存版」の10から17ページに掲載しています。また、市役所防災危機管理課の窓口で配布しているほか、市ホームページのトップページからもご覧になることができます。
Q.防災行政無線が大雨の中では聞こえないのですが…?
A.防災行政無線には限界があるため、市では放送内容を電話で聞くことができる「防災行政無線テレホンサービス」を開設しています。電話番号は0800-800-0318です。また、放送内容をメールで配信していますが、登録率が10%に満たない状況です。災害時に的確な情報を得るため、ぜひ、ご登録をお願いします。

さらに、川に近い学校を避難所として開設したことについて、「危険なのになぜ?」という声も寄せられました。いざ洪水から身を守るためには「近場の高台」へ避難することが重要です。川沿いの学校であっても校舎の3階以上は「近場の高台」です。このため、越水の危機が迫る中、市民の皆さまの命を守るための判断として校舎を避難所として開設する決断をしたこと、ぜひともご理解をいただきたいと思います。

行政も「備えは常に!」を意識していますが、今回、さまざまなご意見をいただく中、まだまだ一人ひとりの防災意識の高揚が必要だと認識させられました。市としても、県の事業である水谷調節池や、国の事業である荒川第二・三調節池の早期完成を働きかけていきますが、被害の未然防止、軽減に向けて、改めてハザードマップにより避難経路や避難所の確認、また各家庭における備蓄品の準備など、災害への備えをもう一度ご確認ください。

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