みんなの健康が志木市の元気!
毎月発行している広報しきに連載中の市長コラム「以心伝心」に掲載された内容を掲載しています。
令和元年6月号掲載分
みんなの健康が志木市の元気!
5月19日に行われたノルディックウォーキング・ポールウォーキング全国大会は、北は秋田県から、南は愛知県からもご参加いただき、盛大に開催することができました。私も春風を感じながら、大変多くの方がキラリと汗を輝かせてウォーキングをする姿を見て、参加者の健康意識の高さを改めて実感したところです。特に、志木市は高齢者の皆さんがとてもお元気で、65歳の健康寿命は平成23年に男女ともに県内40市で1位となり、その後、男性は13位、女性は2位に順位を落としましたが、最新の公表データでは、男性は3位にまで上昇し、女性は2位を堅持しました。これは、市のさまざまな健康づくりの取組はもちろん、市内21か所で行われている「いろは百歳体操」や公民館のサークル活動といった地域活動が活発に行われていることが、こうした結果につながっているものと手応えを感じています。
一方、子どもたちに目を向けてみますと、子どもの体力のバロメーターともいえる小学生の体力測定において、志木市は県内平均を大きく下回る状況であり、運動が嫌いな子や体力がない子が増加している現状については、市民一人ひとりの健康を意識している市として大変憂慮しているところです。
子どもたちが成長して大人になってからも元気に健康でいるためには、小さなころからの体力づくりが大切です。そのようなことから、今年度は新たな取組として「志木っ子元気!子どもの健康づくりプロジェクト」を立ち上げ、児童の30%が発症しているともいわれる外反母趾など、足のトラブルを予防するため、了徳寺大学の山下教授監修のもと、子ども一人ひとりが抱える足の課題を洗い出すとともに、日常的なセルフケア方法のアドバイスを行う事業を展開していきます。
また、市民体育館の指定管理者となったミズノグループと連携した「キッズ走り方教室」の開催や、健康、子育て、教育部門の横連携による小学校就学前からの体力づくりにも今後は、チャレンジしていきたいと考えています
仕事も運動も、何をするにも体が資本であるように、市民の皆さまの健康が志木市の資本、市民力の源です。志木市の元気を継続していくために、すべての世代の健康づくりに向けた取組を加速していきます。