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2020年、志木市は50周年を迎えます

毎月発行している広報しきに連載中の市長コラム「以心伝心」に掲載された内容を掲載しています。

令和元年9月号掲載分

2020年、志木市は50周年を迎えます

 

8月が終わって夏もひと区切りとはいえ、まだまだ暑い日が続きますが、皆さん、お元気にお過ごしでしょうか。

さて、来年、2020年と聞けば、東京オリンピック・パラリンピックの年であることを思い浮かべる人も多いと思いますが、時を同じくして、2020年には志木市も、1970年に足立町から志木市となって50年、つまり、市制施行50周年を迎えます。

振り返りますと、市制施行時には人口約3万2千人、一般会計の予算規模も約10億円であったものが、現在は人口約7万7千人、予算規模も約250億円にまで増加しました。これらの数字を見ると、いかに志木市が成長してきたかが分かると思います。本市の成長を支えていただいた先人達に、改めて敬意を表する思いです。

そうした発展の一方で、1970年代に建設された市の公共施設については、時代とともに老朽化しており、その対策の1つとして市庁舎の建替えも進めていますが、公共施設の老朽化に加え、少子化や高齢化、税収の減少など、こうしたいわゆる「困難な時代」にもしっかり目を向けながら荒波を乗り越えていく覚悟です。

そんな中、現在、市民と市職員の有志が集まった「市制施行50周年記念事業実行委員会」において、半世紀の節目となるこの50周年を祝うとともに、志木市のさらなる飛躍と発展の礎となる記念事業の実施に向けた準備が進められています。

先日、宗岡第四小学校において気球があがっているのを目撃された人もいらっしゃるかもしれません。これも記念事業の準備の一環です。また、この夏、私も参加させていただき、皆さんといっしょに汗をかき、時には美味しくお酒もいただいた各地区のみこし渡御(とぎょ)やお囃子(はやし) 、民踊流し、盆踊りなどについても、それぞれに関連したビッグなイベントが企画されているとのこと。さらには、花火大会も5年ぶりに開催予定です。

具体的な事業内容については、今、まさに実行委員会の中で白熱した議論が行われています。志木市に住んでいて良かったと誇りに思える事業や、食や教育面における志木市の魅力、すばらしさを外部に発信することで志木市に住んでみたいと思う人を増やすことができる事業、そして、伝統やコミュニティーといった志木市自慢の市民力を活かした事業。こうした事業を通じて地域の(きずな)が今よりもっと強くなり、7万7千人すべての市民の皆さんとともに50周年を祝うことで、未来につながる50周年記念事業になることを今からワクワクしながら期待をしています。

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