平成28年10月に「志木市新庁舎建設基本計画」を策定してからおよそ6年。「スマートでコンパクトな市民に親しまれる市庁舎を目指して」を基本理念に建設を進めてきた新庁舎は、いよいよ7月19日に開庁を迎えます。

新しく生まれ変わる市庁舎は、災害に強い構造であることはもちろん、戸籍や子育て、福祉など関係する窓口を一つのフロアに集約することで、転入や転出、出生などのさまざまな手続をスムーズに行うことが可能となり、市民の皆さまにとって、より分かりやすく利用しやすい窓口となります。また、市庁舎前面に広がるグランドテラスは、開放的な空間から来庁者をお迎えし、いろは親水公園と一体的に活用することで、さまざまな世代の方が集う新たなにぎわいの舞台となります。一方で、2年半の間、マルイファミリー志木8階でお世話になった仮庁舎は、「市民サービスステーション」及び市民会館の仮設施設として令和5年5月のオープンを予定し、土日・祝日の休日開庁にすることで市民の利便性を向上させていきます。

新庁舎と時を同じくしてリニューアルするいろは親水公園については、ベーカリーカフェや川の合流地点を一望できるカウンターデッキ、さらには子どもたちが心躍らせるようなウォーターパーク、カパルをモチーフにした遊具などを整備することで、世代を問わず誰もが思い思いの過ごし方のできる憩いの空間を創出し、さらなる魅力あふれる公園となります。

そして、これらの施設の完成を祝う記念イベントが、市民協働の「新庁舎等完成記念事業実行委員会」主催のもと、7月31日に盛大に開催されます。記念イベントでは、新たな施設を堪能できるスタンプラリーをはじめ、新型コロナウイルス感染症の流行により、残念ながら多くの企画が中止となってしまった市制施行50周年記念事業の実行委員会の想いを受け継いだ企画も数多く用意されています。大勢の方がいろは親水公園の広場に集い、幾重もの輪になって「志木おどり」や「志木音頭」を踊り、市内のお御輿(みこし)が新庁舎のグランドテラスに会し、勇壮に練り歩くなど、本市の地域文化を体験できる催しをはじめ、バラエティーに富んだ企画の準備が進められており、皆さまの記憶に深く刻まれるイベントになると確信しています。

新庁舎の完成、いろは親水公園のリニューアルによって本市のランドマークは大きく生まれ変わり、志木市は新たな一歩を大きく踏み出します。この歩みを止めることなく、中心市街地の活性化や市民会館・市民体育館再整備など、これからも志木市の魅力を最大限に引き出すための施策に取り組みながら、これからも行政・市民力のタイアップで「選ばれる志木市」として50年先、100年先の未来へバトンを繋いでいきましょう。