志木に実る色とりどりの市民力!
毎月発行している広報しきに連載中の市長コラム「以心伝心」に掲載された内容を掲載しています。
令和6年11月号掲載分
志木に実る色とりどりの市民力!
今年も志木市の文化・芸術の秋がやってきました。11月2~4日は、志木市美術展覧会、志木市民文化祭が開催され、市役所は美術館に、総合福祉センターは芸能の舞台へとその姿を変えます。市内で活動されている芸術家による日本画・洋画・彫刻・工芸・書・写真の6種目の大作や、茶道・華道・郷土資料の発表などが、市役所のすべてのフロアを彩るとともに、総合福祉センターでは歌・舞踊・演奏などの芸能が披露されるなど、色とりどりの豊かな市民力が華開く3日間となります。ぜひ、会場へ足を運んでいただき、芸術の秋をゆったりとお楽しみください。
また、秋の新たな風物詩となる、市民主体のイベントの企画も進行中です。昨年の10月に市民と市職員が協働で立ち上げた検討委員会において、「後世に残る志木市の目玉イベント」と銘打たれた事業の実施に向けた議論が熱心に進められていましたが、先月10月1日に、検討結果のご報告をいただきました。今後は、来年10月の開催を目指し、志木が好きで、志木を盛り上げようと集まっていただいた18人の市民と12人の市職員で構成する実行委員会を組織し、いろは親水公園を舞台とする、キャンドルイルミネーションやジャズ、アコースティック音楽など、光と音楽をテーマとした、これまでとはひと味違うイベントの準備を進めていきますので、ぜひ、ご期待ください。
さて、現在、市では、志木市の最上位計画である「志木市将来ビジョン」の策定を進めています。この計画は10年に1度策定する、市のまちづくりの方向性を描く重要な指針であることから、策定にあたっては、市民の皆さんの声を反映することが重要です。こうしたことから、10月に無作為抽出による市民3,000人と、子育て中の1,500世帯を対象とした市民意識調査を実施したほか、11月には市民ワークショップを開催し、ご意見を幅広くお伺いする予定です。市民意識調査にご協力いただきました皆さんには感謝を申し上げますとともに、市民ワークショップにご参加いただく皆さんには、志木市の明るい未来を思い描いていただき、さまざまな視点からのアイデアをお聴かせいただけることを楽しみにしています。
今年は、地域コミュニティの現状をきめ細かにお聴きするため、本市のまちづくりにご協力をいただいている町内会の会長にお時間を頂き、1対1での対話を進めているところでもあります。志木市が選ばれるまちとして発展していくためには、まずは、今、住んでいる皆さんの地域課題を確認しながら、その市民力を十分に生かせるまちづくりを進めることが重要です。志木市の10年後を、そしてその先も見据えながら、志木市の明るい今と未来を市民76,200人とともに形づくっていきます。