「香川たけふみ」プロフィール

現場の「声」を育て、活かすために。

毎月発行している広報しきに連載中の市長コラム「以心伝心」に掲載された内容を掲載しています。

令和6年4月号掲載分

現場の「声」を育て、活かすために。

 

新年度がはじまり、新生活がはじまった方もたくさんいらっしゃることと思います。新たな門出を迎えた皆さまへお祝い申し上げます。

さて、志木市役所にも新規採用職員が入庁し、職員数は総勢約400名となりました。埼玉県市長会の調査(令和5年4月1日時点)によると、県内市の職員1人当たりの人口数は平均で147人。一方で、本市は192人と埼玉県内でも一番多く、他市に比べて少ない職員数で切り盛りしていることが分かります。一方で、少子高齢化、グローバル化、デジタル化等の変化が激しい昨今では、新たなニーズが次々と現れ、的確かつ柔軟に対応することが求められています。

限られた人数・資源で対応していくためには、時代の先を読み、想像力を働かせることができる職員を育てることはもちろん、新人からベテラン職員まで、実際の現場を熟知しているすべての職員の声を聞き、それを課題の解決に活かすことも重要です。

そのための取組の1つとして「職員提案制度」があります。この制度は、職員自らが、現場の課題解決や市民サービス向上につながる提案をできる制度であり、毎年度、創意あふれる提案がなされています。これまでに、庁舎のグランドテラスで良い香りと賑わいを創出しているキッチンカーや、高齢者の皆さんの買い物支援に加え地域での見守りの役目を果たす移動スーパーなどが提案され、実際の市民サービスにつながりました。

また、令和5年度は、コロナ禍に後押しされ急激に加速したデジタル化に、市としてもタイムリーに対応するため、電算部門だけではなく、窓口や会計担当も含めた幅広い所属から、現場を担当する若手職員を集め、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進チームを結成しました。若手職員ならではの柔軟かつ型破りな発想を原動力に、電子申請やペーパーレス化といった、市業務のデジタル化について研究や提案を行い、100種類以上の手続きを電子化するなど、24時間365日の申請を可能とする「市役所に行かなくていい」仕組みづくりの推進に大きな役割を果たしました。

新たに入庁した職員は、半数近くが社会人経験者です。ここ数年の傾向としては、民間企業からの転職者も多く、市役所にはない視点による提案や、民間の発想による業務改善など、新たな声を届けてくれることを期待しています。

現場の声が通る、風通しの良い環境を作ることは、課題の早期発見につながるとともに、「課題を自分ごととして考える」きっかけにもなります。改めて「職員一丸で」の思いを共有しながら、市民の皆さまの声に耳を澄まし、積極的に課題を掘り起こす姿勢を大切に互いに力を合わせていきます。

香川たけふみ香川たけふみ
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