推しスポーツはありますか?
毎月発行している広報しきに連載中の市長コラム「以心伝心」に掲載された内容を掲載しています。
令和6年6月号掲載分
推しスポーツはありますか?
フランス・パリで開催されるオリンピック・パラリンピック競技大会の開催が、いよいよ近づいてきました。今回はストリートダンスのブレイキン(ブレイクダンス)が新たな競技として注目を集めていますが、前回大会では、新競技のスケートボードにおいて日本の選手が3種目で金メダルを獲得した華々しい活躍が、今でも記憶に新しいところです。
志木市では、7月から開催されるオリンピック・パラリンピック競技大会より一足先、6月の第1日曜日に「志木市民スポーツに親しむ日」を迎えます。「いつでも・どこでも・だれでもスポーツを楽しめる夢のあるまち」を目指して策定した第3期志木市スポーツ推進計画では、「スポーツを週1回以上行う20歳以上の市民の割合」を、令和9年度までに65%以上にすることを大きな目標としていることから、川辺の遊歩道を活用したウォーキングコースの整備や、いろは親水公園で青空のもと行われるアウトドアヨガ、さらには新たなスポーツに挑戦するきっかけとなるイベントとして毎年実施している「チャレンジスポーツ・キッズチャレンジスポーツ」など、皆さんの「やってみようかな」という気持ちを後押しする環境を整備していますので、ぜひ、この機会に参加してみてください。
さまざまなスポーツに親しみ、楽しむことは、健康寿命の延伸にも直結します。志木市は市民の皆さんの常日頃の心がけにより、男女ともに県内63市町村でも上位の健康寿命を維持しています。令和4年度の統計データでは、男性が県内16位、女性は6位となっていますが、県内1位との差は男性1.09歳、女性0.31歳といずれも僅差です。さらなる高みを目指し、皆さんにいつまでも元気に楽しく過ごしていただくためにも、若い方から高齢の方まで、全ての世代がスポーツを楽しむことができる環境を整備していくことが重要であると考えています。
「志木市民スポーツに親しむ日」である6月2日には、先にご紹介しましたチャレンジスポーツとして、いろは親水公園で5歳以上のお子さんと保護者を対象にスケートボード教室を開催するとともに、6月上旬には、いろは親水公園において、スケートボードやストライダー、ローラースケートなどを楽しむことができる「アーバンスポーツエリア」を試行的に設置する予定です。
スポーツは、みんなで身体を動かして楽しむもよし、一人で極めるもよし、集まって見るもよし、一人でじっくり見るもよし、身体的にも精神的にも人生を豊かにしてくれます。今後もさまざまなスポーツ事業を展開することで、皆さんのライフスタイルに合ったスポーツを見つけるきっかけを創出し、健康で豊かな市民生活を応援していきます。