毎月発行している広報しきに連載中の市長コラム「以心伝心」に掲載された内容を掲載しています。
平成27年1月号掲載分
明けましておめでとうございます。
早いもので、市長に就任して2度目の新年を迎えました。改めて、これまでの市政の推進に対し、多くの皆さま方からのご理解とご協力を賜りましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。
平成27年も、市民の皆さまにとって、素晴らしい一年となりますよう、心からご祈念申し上げます。
平成26年を振り返って
昨年、まちづくり35の実行計画に基づく取組の一つとして、地域担当制を導入し、7月には公募による市民の皆さんと市職員による地区まちづくり会議がスタートしました。
地区まちづくり会議では、応募いただいた102人の市民委員と35人の地区担当職員がいっしょになり、それぞれの地区の夢や未来について考え、地区ごとに異なるさまざまな地域課題の解決に向け、熱い議論が展開されています。
平成27年は、いよいよその議論を実践に移す年であり、各地域の提案内容や実施事業に大いに期待しています。
市民病院の民間移譲は、医療法人社団武蔵野会による「TMG宗岡中央病院」として、外来診療と訪問看護を継続しながら、平成26年9月に新病院の建設工事が着工されました。
一時は、その存続すら危ぶまれた病院機能ですが、平成27年秋には、一般病床が60床、回復期リハビリテーション病床が40床の入院機能を備えるとともに、救急の受け入れを可能とした新病院に生まれ変わります。地域医療の核として、今後の展開にご期待ください。
民間活力を活用した高齢者の安否確認システムとして、2月に地域団体や公共機関、民間事業者などが、高齢者をゆるやかに見守る「高齢者ホッとあんしん見守りシステム」がスタートしました。また、県内初の試みとして「命のひと声、認知症徘徊模擬訓練」を実施し、市民、町内会や事業所、関係機関などの協力を得ながら、認知症徘徊者に対する地域での見守りネットワークを強化しました。
平成27年も、引き続き、超高齢社会における社会的課題である、認知症徘徊者の早期の発見・保護に向け、地域で支え合う取組を進めていきます。
まちのにぎわい創出に向けた次代のまちづくりのリーダー育成を目的に「志木市まちの担い手育成塾」を7月に開塾しました。
また、新たな観光資源として、志木市にゆかりある漫画家によるデザインの志木の名称にちなんだ『4式(ししき)ロボ』と『いろは水輝(みずき)』を観光PRキャラクターとして誕生させました。平成27年は、5年に一度開催の「志木の花火」を予定していることから、4式ロボといろは水輝を活用した観光PRを展開し、まちのにぎわいづくりを推進していきます。
現在の耐震基準に適合しておらず、老朽化著しい市庁舎については、現在、有識者を含む市民検討委員会によって、新庁舎建設に関する基本計画の策定に向けた議論をいただいているところです。平成27年度は、新庁舎建設の基本設計に向けて準備を進めていきます。
平成27年はココに注力します!
子育て家庭の負担軽減として、保育園保育料を平均で10%ほど引き下げるとともに、学童保育クラブ保育料の引き下げを予定しています。加えて、学童保育クラブの対象年齢を小学3年生から6年生に引き上げ、保育ニーズに適切に対応していきます。
市民「の足」の確保に向け、高齢者や子育て世代などを対象とする新たな交通手段の実証実験を行います。また、高齢者が楽しく集う憩いの場として、空き店舗を活用し、市内で3か所目となる「街なかふれあいサロン」を本町地区に開設する予定です。
障がい者の通所施設が不足し、現状では、特別支援学校の卒業生などの活動の場を十分に確保することが困難であることから、三ツ木保育園跡地を民間事業者に無償貸与し、就労継続支援事業所などを建設・運営していただくための準備を進めていきます。
教育環境の充実では、ICT化の推進、放課後児童・生徒への学習支援の充実を積極的に図っていきます。また、教育委員会では、小中学校の夏休みの短縮と開校記念日に授業を行うことで、授業時間を確保します。これにより、各学校ごとに創意工夫をこらした教育課程の編成が可能となり、学校行事の充実やゆとりのある指導計画で、児童生徒の学力の定着が期待できるものと考えます。
今年も夢と未来を語れるふれあいあふれるまちづくりを目指し、全力で市政運営に取り組んでいきますので、ご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
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