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「健康寿命」県内男女1位の奪回に向けて

毎月発行している広報しきに連載中の市長コラム「以心伝心」に掲載された内容を掲載しています。

平成27年6月号掲載分

 

こんにちは。おかげさまで、全国初の試みであったノルディックウォーキング・ポールウォーキング全国大会は成功裏に終えることができました。ご協力を賜りました皆さまに改めてお礼申し上げます。
 6月は市議会の開催月です。インターネットでのライブ中継も実施されておりますので、ぜひご覧いただき、まちづくりに興味を持っていただきたく思います。議員の皆さまとともに議論をし、しっかりと市政運営に反映してまいります。

「健康寿命」県内男女1位の奪回に向けて


  超高齢社会を迎える中にあっても、本市の人口は平成21年度に7万人を超え、近年は微増傾向となっています。平成27年5月1日現在の人口は73,658人となっており、65歳以上の高齢者人口は、16,834人で、高齢化率は、22.9%です。
 高齢化率の将来予測(平成26年基準)では、5年後の平成31年には、24.3%、25年後の平成51年には、30.6%と推計され、市民のおよそ3人に1人が65歳以上となり、若い世代から健康づくりに取り組める施策の展開が重要と考えています。
 これまで市では、保健事業や介護予防事業を積極的に展開することで、65歳時における、心身ともに自立して生活できる期間を表す「健康寿命」が、平成23年には、男女とも県内第1位に輝きました。しかし、残念なことに、現在は、男性が4位、女性が3位です。
 そうした中、県が「健康長寿埼玉プロジェクト」として、補助率100%の新たな補助金交付制度を今年度創出しました。市では、これを受けて、「健康寿命のばしマッスルプロジェクト」を立案し、手を挙げたところ、「健康長寿埼玉とことんモデル」として、県内の市では唯一、3年間、総額9千万円の補助事業の採択を受けることとなりました。
 本市の提案する「健康寿命のばしマッスルプロジェクト」は、参加者のライフスタイルや体力にあわせた筋力アップトレーニングを市内全域で取り組むものです。この取組では、健康運動教室事業を拡充・拡大するとともに、新たな健康ポイント制度を導入し、他市町村のモデルとなるべく、市民総ぐるみの健康づくり事業にとことんチャレンジします。
 具体的には、健康運動教室事業では、参加者の生活や健康状態にあわせたオーダーメイドの運動・栄養プログラムを作成し、「歩くこと、筋トレ、食事コントロール」を三位一体で楽しく継続できるよう実施します。また、新たな健康ポイント事業では、参加者が体脂肪率の低下・筋力アップなどの健康増進につながる行動をした場合に、商品券などと交換可能な「健康ポイント」を付与します。
 これらの内容は6月議会で審査をいただくことになりますが、こうした取り組みを通じて、市民全体の医療費と国民健康保険における医療費を抑制し、健康寿命県内第1位の座の奪回に向けて取組を進めてまいりたいと考えています。
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