「香川たけふみ」プロフィール

防災の日

毎月発行している広報しきに連載中の市長コラム「以心伝心」に掲載された内容を掲載しています。

平成27年8月号掲載分

 

こんにちは。志木の夏まつりも一段落しましたが、各地域では盆踊り大会など、まだまだ楽しい夏のイベントが盛りだくさんです。地域コミュニティは、共助の要。地域での催しに積極的にご参加いただき、地域を盛り上げ、地域の絆(きずな)やコミュニティの輪を肌で感じていただけると幸いです。

防災の日


  我が国では、大正12年の関東大震災のあった9月1日を防災の日と定めており、この時期、全国各地で防災訓練が実施されます。本市でも、8月29日に4年に1回の市民総合防災訓練を実施することになっており、現在、8つの避難所ごとに地域の防災担当の方々と市職員(地区災害対策本部員)がともに汗しながら、「地域の特性を踏まえた訓練は何か」を考え、準備を進めています。

自分たちの命は自分たちで


  今から20年前の平成7年に起きた阪神・淡路大震災は、死者およそ6千4百人、負傷者4万3千8百人、ピーク時の避難者が31万6千人を超える大災害でした。この災害では、救助されたおよそ8割の人が自らの力による自助や地域の助け合いによる共助で、事なきを得たと報告されています。
 大災害が起きた場合、消防署や消防団、行政機関は全力で活動しますが、行政自身も被災してしまうことから、迅速な救助活動が行えない場合があることも想定されます。阪神・淡路大震災の例からも、日頃からご近所同士顔見知りになり、どんな人がいるのかなど、地域を知り絆を深めることは、自助・共助のための大きな力となることは明らかです。

積極的な参加を


  一昔前、防災訓練と言えば、バケツリレーや三角巾を使った応急救護が定番でしたが、今回の市民総合防災訓練では、それぞれの地域で実際の災害時にどう行動するか、しっかりとイメージのできる訓練を実施します。例えば、災害時要援護者台帳(避難行動要支援者名簿)による安否確認訓練や災害用便槽のトイレ設置訓練、携帯電話でのメール受信訓練など、さまざまな訓練を通じて行動のイメージを共有化していただきたいと思います。
 震災が起きたとき、どこに避難するのか把握していますか?あなたの地域の避難所はどこですか?ご家庭で3日分以上の備蓄品は用意していますか?町内会との関わりやご近所との連携は十分ですか?
 訓練でできないことは、本番でもできません。「訓練は本番のように、本番は訓練のように…」今回の訓練をきっかけに、ご自分の状況を再確認していただき、災害を生き抜き、また周囲を災害から守るためにも、市民総合防災訓練に積極的に参加していただきたいと思います。
香川たけふみ香川たけふみ
香川たけふみ後援会事務所

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