市民力でつくる未来へ続くまちづくりを目指す予算編成
毎月発行している広報しきに連載中の市長コラム「以心伝心」に掲載された内容を掲載しています。
平成28年3月号掲載分
こんにちは。3月は卒業式のシーズン。志木市では、1,232名の小中学生がそれぞれの学び舎を巣立ちます。次代を担う志木っ子たちの前途にエールを贈るとともに、生まれ育ったふるさと志木市を大切に思う人間に成長してほしいと願っています。
市民力でつくる未来へ続くまちづくりを目指す予算編成
1. 市民の健康づくりプロジェクト
市民の皆さんが市民力を発揮するには、何よりも健康づくりが重要です。
平成28年度は、健康に関する市民参加の機会を設け、スポーツを通じた健康づくりを一層推進します。
具体的には、昨年から実施している健康寿命のばしマッスルプロジェクトの事業拡大や、2回目となるノルディックウォーキング・ポールウォーキング全国大会を本市で開催することで、市民が主体的に健康づくりに取り組むまちを目指すとともに、健康寿命日本一を目指していきます。
2. 子育て世代定住プロジェクト
将来的な人口減少に備え、子育て世代にとって住みやすいまちを目指し、在宅での子育て支援策を充実・強化します。
特に、在宅で子育て中の家庭を応援するため、育児に手のかかる1歳児及び2歳児を抱える保護者のリフレッシュを目的に、一時保育が利用できる「リフレッシュ保育クーポン券」を配布します。
また、保育クーポン券とあわせ、「ランチで食育」事業のクーポン券も配布することで、保護者のリフレッシュだけでなく、子どもの食育や家庭の見守り、保護者同士の交流にもつなげていきます。
3. 暮らしやすさ向上プロジェクト
昨年7月から実証実験を重ねてきたデマンド交通については、実証実験の結果を踏まえ、料金体系や共通乗降場の見直しを行い、高齢者や乳幼児を持つ子育て世帯などが使いやすい交通手段として本格実施します。
また、夜間における視認性の確保と二酸化炭素の排出削減を図るため、市が管理する道路照明灯のすべてを民間企業のノウハウ、資金、技術を活用しながらLED化していきます。
4. 魅力発信プロジェクト
本市が持つ資源や活力などの魅力を全国に発信し、「志木市を訪れたい、住んでみたい」と思われるまちを目指します。
具体的には、「いろは親水公園」を本市のにぎわいづくりの起爆剤として位置づけ、常に市民でにぎわう場として積極的に活用します。
とりわけ桜の時期には、市内外より多くの方が訪れるので、平成28年度からは、これまでのイベントを集約させ、さまざまな団体にご協力をいただきながら、これまで以上のにぎわいづくりにつなげていきます。