毎月発行している広報しきに連載中の市長コラム「以心伝心」に掲載された内容を掲載しています。
平成28年4月号掲載分
4月は新学期のはじまり。今年は、小学校でおよそ650人、中学校でおよそ570人が一年生となります。
次代を担う子どもたちが、学校生活を通じて、一つでも「これだけは誰にも負けない」という自信をつかみ取り、将来、志木市を担う人に成長してもらいたいと強く願っています。
志木市は税金が高いのか?!
市民の皆さんから「志木市は税金が高いですね」と言われることがあります。果たして本当にそうなのでしょうか?
志木市の固定資産税の税率は、1.4%で、地方税法で定める標準税率を採用しています。県内のどこも同じ税率であり、全国のほとんどの自治体が標準税率となっています。
また、個人市民税の税率については、所得割が6%、均等割は3千500円で、個人市民税についても、県内の市は同じ税率です。全国どこの自治体もほとんど地方税法で定める標準税率を採用しており、個人市民税についても税率の違いはありません。
唯一、違いのある都市計画税については、平成26年度に0.2%から0.18%に税率を引き下げ、志木市は、県内の市では6番目に低い水準となっています。
さらに、国民健康保険税は、医療費の多寡によって左右されるため、各市とも税率が異なっています。税率の比較ではわかりにくいのですが、仮に、所得が300万円、固定資産税が10万円、加入者が3人(介護分なし)という同条件で県内の40市を比較すると、安い方から数えて18番目となり、決して高い水準ではないものと思っています。
一方で、上下水道料金については、近隣市と比較して高い水準にあります。これも皆さんから高いとご指摘をいただきますが、何故高い水準なのか?・・・これまで志木市は、大震災に備えて宗岡、大原の両浄水場の耐震化をはじめ、積極的に基幹管路(耐震化率約37%)、配水支管(耐震化率約93%)の耐震化を進めてきました。上下水道の耐震化にかかる費用は、上下水道料金で賄うことが原則であることから、こうした耐震化は、上下水道料金に影響することとなります。当然、近隣市が同様にこれらを実施した場合は、相応に上下水道料金に反映されるものと思います。
なお、参考までに平成26年度の志木市の基幹管路の耐震化率は、県内38の水道事業体中23位で、浄水施設及び配水池にあっては耐震化をすべて完了し、県内1位となっています。
引き続き、安定した給水に努めるとともに、皆さんから納めていただいた貴重な税や料金をもとに、信頼されるサービス、信頼される市役所、そして、よりよいサービスを提供していきます。
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