平成29年度予算編成の真っ只中!
毎月発行している広報しきに連載中の市長コラム「以心伝心」に掲載された内容を掲載しています。
平成29年2月号掲載分
平成29年度予算編成の真っ只中!
皆さんこんにちは。
平成29年度の当初予算編成作業も佳境にさしかかり、毎日数字とにらめっこする日々が続いています。本市の予算編成作業は、昨年10月に私が基本的な方針を示してから担当課での計上作業がスタートしますが、11月の時点での当初要求における収支不足は、43億7千万円(ホームページ公開)と就任以来最大のものであり、頭の痛いところです。
当初要求額が大きく膨らむ要素の一つには、生活水準の向上や医療技術の進歩により長寿化が進み、扶助費が増加傾向にあることもあげられますが、喫緊の課題である大地震で倒壊の恐れのある市庁舎建替えの基本設計及び実施設計や、公共施設の最適化に向けたマネジメント計画に基づく福祉センター機能の総合福祉センターへの移転、柳瀬川図書館の大規模改修工事関連、さらには、保育需要に対する民間保育園の誘致などに多額の費用を必要とすることなども大きな要因となっています。
そうした厳しい状況ですが、しっかりと事業実施の判断を行い、優先順位を見極めながら地に足の着いた予算編成となるよう進めています。
特に、平成29年度は昨年の台風第9号の被害を踏まえ、水害対策として、高台地域に低地部への雨水流入の軽減を図るため、道路横断側溝などの整備のほか、調整池の改修、各地域に土のうBOXを設置するなど、災害に強いまちづくりに向けた体制の整備を進めていきたいと思います。
また、子育て支援の面では、朝は、駅前の保育スペースから各保育園へ園児を送り届け、夕方には各保育園にお迎えに行く「保育ステーション」事業を実施する予定です。さらに、増加を続ける保育需要に対応するため、学童保育クラブの受入児童数を拡大するなど、待機児童ゼロを目指していきます。
今後予定している事業の一部を紹介しましたが、現在、真っ只中の市長査定では、議会のご意見、そして、これまでふれあいミーティングや日頃のコミュニケーションを通じていただいた皆さんからのご意見を取り入れながらも、市民の皆さんに希望を持っていただけるよう、一丸となって知恵を絞り、日々熱い議論を交わしながら予算編成に取り組んでいます。ぜひ、ご期待ください。
2月23日(木)には市議会定例会が開会し、議員の皆さまにも平成29年度予算を審議いただきます。市議会にもぜひ足をお運びいただき、来年度の志木市の取組に関心を寄せていただければと思います。