新年度がスタートする4月
毎月発行している広報しきに連載中の市長コラム「以心伝心」に掲載された内容を掲載しています。
平成29年4月号掲載分
新年度がスタートする4月
4月は、新学期のはじまりです。今年度は、小学校でおよそ670人、中学校でおよそ520人が新一年生となります。
次代を担う志木っ子は、志木市の宝との認識で今年度も教育施策の充実を図っていきます。
まず、平成29年度は、教育環境の整備として、宗岡小学校のプール改修や中学校の特別教室への空調設置に加え、老朽化した机・椅子の入替えを行います。
次に、すべての小・中学校にICT推進員を派遣し、電子黒板などを活用した授業体制を整えるとともに、中学校の無線LAN環境の再構築やタブレット端末の整備など、志木っ子たちの充実した学習環境を整備します。
また、地域と学校との連携を強化するため、宗岡第二中学校、宗岡小学校、宗岡第三小学校に保護者や地域住民が学校運営に参画するコミュニティ・スクールを導入し、創意工夫を生かした特色ある学校づくりを進めます。
さらに、義務教育期における段差のない教育を推進するため、志木第二中学校区に小中一貫教育に向けた推進組織を立ち上げ、教育課程の編成に取り組みます。
志木市の小・中学校で学ぶ一人ひとりが、学校生活を通じて「これだけは誰にも負けない」という自信を掴(つか)み取り、将来の志木市を担う人に成長してもらいたいと願っています。
市でもこの4月に、17人が新入職員となります。福祉を学んだ者や保育の資格を有する者、スポーツで活躍した者。配属先では、それぞれの得意分野を生かし、市民のために活躍することを期待しています。
4月1日現在、市の職員数は398人。5年前に比べて71人減少しています。また、職員1人あたりの人口数は192人と県内市平均の155人に比べて多い状態にあります。さらに、歳出に占める人件費の割合も、16.4パーセントと、5年前から2.3ポイント減少し、計画的な定員管理の成果が表れています。一方で、平成14年から5年間、職員採用を凍結していたこともあり、将来を担う人材の確保・育成は急務であり、今後バランスを考えた定員管理を進めることも大きな課題です。
それぞれの春がスタートします。志木市も新たに策定した行政改革プランのもと、接遇意識の改善や人材育成にも取り組みながら、限られた人材で最大の効果を上げるべく、着実に歩みを進めていきます。