未来の志木市へ向けた7つの宝物
毎月発行している広報しきに連載中の市長コラム「以心伝心」に掲載された内容を掲載しています。
平成30年8月号掲載分
未来の志木市へ向けた7つの宝物
「市民と職員がいっしょになって地域の課題を見つけ、解決に結びつけたい」「市民の皆さんの多様な知識、経験に触れ、職員も成長してもらいたい」そんな思いから平成26年7月にスタートした地区まちづくり会議。
平成28年7月からの第2期メンバーにおいても、市民と職員がともに汗を流しながら、地域の課題を解決に結びつけるための事業が、7地区で積極的に開催されました。
上宗岡地区では、地域の防犯・防災意識の醸成「かみってる!?上宗岡ハロウィン祭り」。
中宗岡地区では、ほたる観賞と昔の遊びを懐かしむ「せせらぎ☆七夕まつり」と、新旧住民がつながる世代間交流「中宗岡ウォークラリー」。
下宗岡地区では、地元愛、仲間意識に火をつける「下宗岡だョ!全員集合~ハートキャンドルに火をつけて~」。
本町地区では地域の歴史と防災を学ぶ「防災&今昔物語 本町フェスタ」。
幸町地区では、笑顔でつながる幸せの町に向けた第一歩「ハッピータウンフェスティバル2017」。
館地区では、共通課題の話し合いの場として「SNTまちづくり懇談会」設立と、住民の情報交換や魅力発信のためのホームページ「志木ニュータウンLife!!」の開設。
柏町地区では、歴史、自然遺産を巡り、地域の魅力を再発見する「歩いて知ろう!柏町カッパ伝説ツアー」。
どれも各地区の特性を生かした素晴らしいものであり、そこから市民と職員との新しい絆(きずな)も生まれ、特に若手職員は、地区まちづくり会議に参加することで大きく成長したと感じています。
また活動実践報告会では、各地区からのまちづくりに対する提言もいただきました。これは志木市にとっても、私にとっても貴重な7つの宝物であり、未来の志木市に向けた大きな糧としていきたいと考えています。
2年間の活動中、当初は意見がぶつかったり、議題から逸れたり、紆余曲折(うよきょくせつ)もあったと聞いています。けれど、それは時が経つにつれて一つの目標に向かった真剣な議論へと変わり、互いの信頼関係が築かれていきました。
改めて、この地区まちづくり会議は「人づくり」という視点からも大きな成果があったと確信しています。皆さん、本当にありがとうございました。
いよいよ志木市は、2020年の市制施行50周年に向けて動き出します。去る6月21日(木)には、「市制施行50周年記念事業検討委員」として市民40人が集結しました。その中には、地区まちづくり会議で活躍したメンバーも経験を生かすべく参加してくれています。
今後、検討委員会で事業の具体的な方向性が定まると、市民実行委員の募集も行っていきますので、ぜひ多くの市民の皆さんに関心を持って参加していただけると嬉(うれ)しく思います。
志木市自慢の「市民力」で50周年も大いに盛り上げていきましょう。