秋のあれこれ
毎月発行している広報しきに連載中の市長コラム「以心伝心」に掲載された内容を掲載しています。
平成30年10月号掲載分
秋のあれこれ
皆さんこんにちは。
「以心伝心」を書いている今、北海道胆振(いぶり)東部地震から13日が経過しました。9月19日現在、亡くなられた方が41名という状況です。被災された方々にお見舞い、そして亡くなられた方々に心からのお悔やみ申しますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。
北海道の惨状に加え、新聞に気になる記事が目に留まりました。日本気象協会のアンケート調査では、約8割の人が大規模災害に備えた備蓄品として、飲料水を必要量備蓄していないとの結果に。一般に飲料水は、1日ひとり3リットル必要とされており、4人家族だと3日で36リットルの備蓄が必要とされています。
志木市の地域防災計画においても、災害発生後3日間は人命救助を最優先としていることから、各避難所に救援物資が必要量届かなくなる可能性も想定され、これが3日分の備蓄が必要とされる所以(ゆえん)です。
あらためて飲料水や非常食、そして生活用品をもう一度点検し、ご自宅には最低3日分の備蓄をお願いします。
先月17日は敬老の日、本年度百歳を迎える方々に、内閣総理大臣からのお祝い状と銀杯を私からお渡ししました。今年の対象者は17人。自らしっかりとした足取りで受け取る多くの百歳の方々の姿を前に、心強く、頼もしくも感じました。
10年前の9月1日現在、志木市の百歳を超える人は14人、この10年間で約1.7倍に増えています。埼玉県全体でも10年前に比べて約2.4倍という現状であり、この数字をみても長寿国日本ということがわかります。人生百年時代の到来。この現実を前に、しっかりと超高齢社会を見据え、いろは百歳体操の展開や地域での見守りの担い手の確保、在宅での医療・介護の充実による地域包括ケアシステムの構築など、これからも人生の先輩方が地域で安心して暮らせる志木市を目指していきます。
さて、10月7日㈰は市民体育祭が開催されます。
今年で第48回となる市民体育祭は、毎回多くの市民に参加いただいており、仲間づくりや健康づくりのきっかけとなるイベントです。
平成29年6月に行ったアンケートでは、週1回以上スポーツを行っている20歳以上の割合は60.2%となっており、市のスポーツ推進計画では、週1回以上スポーツを行う割合を65%とする目標を掲げ、目指しています。一人ひとりの健康が元気な志木市を作ります。スポーツの秋、楽しく続けられるスポーツを探してみてはいかがでしょうか?
秋は市民スポーツ大会や第16回いろはふれあい祭りなど、さまざまなイベントが盛りだくさん。多くのイベントに参加し、自身の心も体も磨きをかけながら、皆さんにとって素敵な秋になりますように。