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平成30年度予算編成

毎月発行している広報しきに連載中の市長コラム「以心伝心」に掲載された内容を掲載しています。

平成30年2月号掲載分

平成30年度予算編成

 

皆さんこんにちは。1月8日成人の日、市民会館において志木市成人式が行われました。今年度、志木市では772人の若者が新成人となり、ここに新しい市民力が誕生したことは、大変うれしく、また、心強く思っています。

彼らが生まれた20年前に目を向けると、平成9年、この年の志木市の新成人は993人で、この20年間で新成人の数は約200人減少したことになります。一方で、65歳以上の高齢者人口は平成9年の6,220人から、昨年12月末には18,124人と約3倍です。こうした数字を見ても、いかに若い世代が減少し、シニア世代が増加しているかがわかります。

市では、現在、平成30年度の当初予算の編成中であり、査定の真っ最中ですが、平成30年度の歳入の見積額と歳出の要求額の間には41億円ほどのかい離があり、頭を抱えています。
また、平成28年度の決算では、本市の経常収支比率(市税や地方交付税などの定期的な収入が人件費、扶助費、公債費などの定期的な支出にどれ位使われたかを示す割合)は94.3%と90%を超えている状況です。一般的に、経常収支比率が90%を超えると、財政の硬直化が進み、独自の事業が行いにくくなる状態と言われています。

一方で、保育需要の高まりや地域包括ケアシステムの構築など解決しなければならない課題は増えており、行政需要はますます高まっている状況です。こうした現状を前に、長寿化と人口減少社会へ向かう中、選択と集中を図り、拡大し続けてきた行政の守備範囲をいかにしてあるべき姿に戻すのか、志木市は今、大きなターニングポイントを迎えています。

何でも無料、バラマキ政策では、この先、新成人たちが活躍できる持続可能なまちを実現することは難しくなることは想像に難くありません。厳しい予算編成ではありますが、先延ばしをせずに決断していかなければなりません。ときに嫌われる選択をしなければならないこともある…そういった覚悟をしっかりと持ち、志木市を未来へつないでいかなければと考える日々が続いています。

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