今年も残すところひと月。振り返れば、1月の緊急事態宣言からはじまり、宣言の延長やまん延防止等重点措置、そして段階的緩和措置等の適用が10月下旬まで続き、1年の大半を新型コロナウイルス感染症と向き合わなければならない日々でした。

国や県が対策を講じる一方、志木市としても、市民の皆さまの生活や事業者の活動を支えるため、「臨時福祉商品券交付事業」や「地域経済応援プレミアム付商品券事業」、「緊急店舗賃借料補助金」など、さまざまな市独自の緊急対策を実施しました。

また、新型コロナワクチンの接種についても、「ワクチン接種予約お助け隊」による高齢者の方の予約支援や、医療機関との調整により日曜日や祝休日でもワクチン接種を可能にし、中高生や働く世代の方が接種しやすい環境を整備したことで、スピード感を持って進めることができました。関係者の皆さま、市民の皆さまに改めて御礼を申し上げます。

本稿をしたためている11月中旬現在、志木市の感染状況は落ち着いていますが、気を緩めることなく、今後、3回目のワクチン接種の準備を着実に進め、希望されるすべての市民の方が円滑にワクチンを接種できるよう医療機関等との調整を図り、体制を整備していきます。

さて、本年は、志木市長として第3期の幕開けの年でした。まちづくり第3ステージでは「しき躍進計画35」を掲げ、これまでの「市民の健康づくり」、「子育て世代の定住」、「暮らしやすさ向上」、「魅力発信」に、「新しい生活様式を見据えた市役所改革」を加えた5つのビジョンを柱に、現在、令和4年度当初予算の編成に取り組んでいます。

また、10月から11月にかけて実施したコロナ禍の影響に関する全世帯意識調査によりいただいた貴重なご意見についても、しっかりと受け止め、これからの施策へ生かしていきます。

来年はいよいよ新庁舎が完成し、いろは親水公園もリニューアルの予定であり、これらの完成記念イベントも市民協働の実行委員会で鋭意企画中です。市民の皆さまが住み続けたいと思える志木市を目指すことはもちろん、市外の方からも志木市に訪れたい、住んでみたいと思われるような魅力を発信することで「選ばれる志木市」に向けて、大きな一歩を踏み出します。

明け来る2022年は、新型コロナウイルス感染症が終息し、ふるさと志木市が皆さまの笑顔と活力に満ちあふれる年となりますように…。

本年も大変お世話になりました。よいお年をお迎えください。