市民の皆さまに寄り添って・・・
毎月発行している広報しきに連載中の市長コラム「以心伝心」に掲載された内容を掲載しています。
令和3年4月号掲載分
市民の皆さまに寄り添って・・・
4月に入り、新型コロナウイルス感染症対策の切り札として期待されているワクチン接種がいよいよ開始となります。
本市においては、65歳以上の高齢者の方へ4月下旬からの接種開始に向けて、システム改修をはじめ、接種券の印刷や電話回線の増設などの準備を完了したところです。また、接種体制につきましても、本市では、市民の皆さまが、かかりつけ医など身近な医療機関で安心して接種できるよう、この原稿をしたためている3月22日時点において、市内23か所の医療機関での個別接種の実施に向けた調整を行っています。
しかしながら、国からは、新型コロナウイルス感染症に係るワクチンの供給逼迫を受け、65歳以上の高齢者の方への優先接種について、4月中は供給量を絞って進める方針が示されており、本市においては4月26日の週に、1回目の配布として975回分(195バイアル)のワクチンが配布される予定ですが、本市の65歳以上の高齢者人口およそ1万9,000人に対して、1人2回接種として、485人分と大変僅かな量です。このため、まずは、感染リスクが高い方を対象として接種を開始することを基本に、今後供給量に応じた接種を進めていく考えです。なお、詳細な情報につきましては、ホームページなどを通じて適宜発信していきます。
一方で、新型コロナウイルス感染症は、いまだ終息を見通せない状況にあり、皆さまの生活や地域経済への影響は非常に深刻であると受け止める中、市では、少しでも皆さまの不安や負担を軽減するため、新たに市独自の緊急対策(第7弾)を実施します。
具体的には、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、緊急的に食料を必要とする方が身近な場所で支援を受けられる窓口を増やすための「フードバンク等拠点整備補助事業」や、生活に困窮している世帯を経済的に支援するため、令和3年度の住民税非課税世帯を対象に1冊15,000円の商品券を交付する「臨時福祉商品券交付事業」を実施します。加えて、第3弾で実施し、大変好評であったプレミアム率50%の「プレミアム付商品券発行事業」を再び実施するなど、計9事業、事業総額約3億7,200万円の緊急対策を実施します。
引き続き、市民の皆さまに寄り添う視点を大切に有効な支援策を講じつつ、市民の皆さまの大切な命と生活、そして地域経済を守っていく決意です。