未だ終息の見えないコロナ禍において、市民の皆さまや事業者の皆さまにおかれましては、長期にわたり、外出や営業の自粛などの感染拡大防止にご理解とご協力をいただき、改めて感謝申し上げます。

新型コロナウイルス感染症の感染抑止の大きな一打として期待できるワクチンにつきましては、75歳以上の方へ接種券の送付が5月中に完了し、医療機関での接種も順次開始しています。現在は65歳以上の方が7月中に2回目の接種を完了するスケジュールで、5月末から接種券の送付をはじめており、一日でも早く、希望する市民の皆さまが円滑にワクチンを接種できるよう、迅速かつ的確に環境整備を進めています。

また、自分自身でインターネットや電話での予約をすることが困難な高齢者の方も確実に接種できるように、認知機能などの低下により援助を要する方への予約支援や、市役所職員で結成した「ワクチン接種予約お助け隊」による予約のお手伝いといった市独自の取組により、一人も漏らさず確実に接種が行える体制を整えています。

さて、長期化するコロナ禍において市民の健康づくり、「絆(きずな)」再生、そして市民生活や地域経済の支援は大きな課題です。

本市では、コロナ禍でも楽しみながらできる健康寿命の延伸に向けた取組として、活動量計を活用したウォーキングなど日常生活の中で気軽に健康づくりが行える「いろは健康ポイント事業」を実施するとともに、今年度は新たに大塚製薬株式会社とミズノスポーツサービス株式会社との連携を図りながら、公園などの広い屋外を活用したアウトドアヨガ教室を実施することで20歳代から40歳代の働く世代の体力向上やストレスの緩和、生活の質の改善につなげる「健康貯筋(・・)スタートプログラム」がはじまります。

また、人と人とのつながりが希薄にならないよう、地域のまちづくりや社会教育活動、スポーツ活動などの継続を支援するための取組として、消毒液や非接触型体温計の購入といった感染症予防対策に対する補助を実施することで、市民活動を応援し、皆さまの絆づくりを支援します。

さらに、市独自の緊急対策として大変好評であった、プレミアム率50％の「地域経済応援プレミアム付商品券事業」の第2弾や、令和3年度の住民税非課税世帯を対象とした15,000円分の「臨時福祉商品券交付事業」などの実施により、コロナ禍の影響を受けている事業者の活動や市民生活をしっかりと支えます。

元気で活気あふれる志木市であるために、これからも新型コロナウイルス感染症の感染対策に知恵を絞りながら、健康や地域活動、地域経済など、あらゆる分野の課題解決と元気回復に向けて、志木市役所一丸となって取り組んでいきます。