小さくても伸びしろ充分!
毎月発行している広報しきに連載中の市長コラム「以心伝心」に掲載された内容を掲載しています。
令和3年9月号掲載分
小さくても伸びしろ充分!
志木市は「小さな市だから…」といささかマイナスのイメージをお持ちの方も多くいらっしゃると思います。実際、市の面積は9.05平方キロメートルと、埼玉県内の市で2番目、全国の市でも6番目に小さく、全国的に見てもとても小さな市です。そんな小さな市である志木市ですが、内には計り知れない力を秘めているのです。
まず、犯罪率が埼玉県内で最も低い市であること。本市では、安全・安心なまちづくりのために、町内会などと積極的に防犯活動を展開するとともに、令和元年9月に、町内会や警察署と連携し、市内120箇所の防犯カメラを設置するなど、防犯対策に力を入れています。これらの取組により、人口1,000人あたりの犯罪発生件数を示す犯罪率は、令和元年の5.4件から令和2年は3.9件に減少しています。これからも、防犯カメラの拡充等により、さらなる犯罪抑止力の強化を図り、「犯罪に強いまち志木」を推進していきます。
次に、健康寿命が上位であること。本市では、平成27年度より健康寿命延伸に向けた取組として、歩数に応じてポイントがもらえる「いろは健康ポイント事業」を実施しており、参加者も延べ3,000人を超えました。埼玉県の「2020年度版 地域別健康情報」では、本市の女性の65歳健康寿命が埼玉県63市町村中1位となり、平成23年度以来、9年ぶりにトップに返り咲きました。残念ながら男性は19位と順位を落としてしまいましたが、男性の65歳健康寿命は、かつて1位であった平成23年度の17.68年と比べると18.03年に伸びており、本市のこれまでの取組の成果が着実に現れています。今年度より新たに、働く世代の健康づくりとして、「アウトドアヨガ教室」を実施するなど、様々な年代へアプローチしていくことで、引き続き埼玉県内における65歳健康寿命男女1位を目指します。
そして、人口が増加傾向にあること。令和2年度国勢調査の速報値では全国の80%を超える自治体で人口が減少する中、本市は増加傾向を維持しており、その増加率は3.7%と、埼玉県63市町村中6番目の順位です。
「小さな市だから…」でも伸びしろは充分にあります。これからの4年間も、私の3期目の新たなマニフェストである「しき躍進計画35」を推進し、志木市のポテンシャルを十二分に引き出し、「選ばれるまち志木」を目指したまちづくりを推進していきます。