「香川たけふみ」プロフィール

志木っ子の未来を後押し

毎月発行している広報しきに連載中の市長コラム「以心伝心」に掲載された内容を掲載しています。

令和4年4月号掲載分

志木っ子の未来を後押し

 

志木っ子みんなの成長を頼もしく感じる入学シーズン。この時期、ランドセルを誇らしげに背負う小学生の姿や、少し大人びた表情になった中学生の制服姿は、私にも元気を与えてくれます。

新年度、本市の小・中学校では、小学生およそ700人、中学生およそ600人、合わせて1,300人が新たに入学式を迎えます。全国的に少子化が課題となる中、本市の近年の入学者数に目を向けますと、直近5年間の推移では減少傾向は見られていません。引き続き、今後の少子化を見据え、子育て家庭をはじめとする市民の皆さまに「志木市で子どもを育て続けたい、住み続けたい」と思っていただけるよう、さまざまな子育て施策に取り組んでいきます。

特に教育施策については、これまで、志木っ子たちがこれからの時代を創り、未来をたくましく生き抜く力を育成していくために、個々の学習状況に柔軟に対応した授業を民間の教育事業者と連携して行う「複数・少人数指導体制推進事業~スマート・クラス~」や、タブレット端末などを活用したICT教育、さらには小・中学校9年間を見通した教育課程により、いわゆる中1ギャップの解消や学力向上を目指す小中一貫教育を推進してきました。また、子どもの健康や体力向上に向けた取組として、骨格形成の重要な時期である小学校期において、深爪や巻き爪、さらには膝下の筋力を反映する足指力(そくしりょく)など、足の状態を丁寧に確認しながら、正しい爪の切り方や子どもの成長に合わせた靴の選び方につなげる「足部機能・骨格発達支援事業」や、民間のプール施設を活用した水泳専門のインストラクターによる水泳授業の充実などにも力を入れています。

令和4年度はさらに深化していきます。小中一貫教育についてはさらなる推進に向けて、市内全小学校の高学年に教科担任制を導入するとともに、中学校においても、放課後や長期休業中の学習支援として、近隣の高校生や大学生を支援員に迎えた「ベーシックサポート事業」を実施し、少し年上の身近な先輩から勉強を教わりながら、高校の学校生活や大学のキャンパスライフに興味を持つことで、進学に向けた目標をより具体化し、学習意欲の向上につなげる取組も展開していきます。また、「足部機能・骨格発達支援事業」や民間事業者と連携した水泳授業は市内全小学校に拡充することで、志木っ子が健やかに成長できる環境を一層充実させていきます。

令和2年から続くコロナ禍の影響により、子どもたちを取り巻く環境も大きく変化しました。子どもたちの元気は志木市の元気!志木っ子たち一人ひとりが夢と希望を抱き、その実現に向けて挑戦していくことができるよう、これからも未来を支える志木っ子を応援していきます。

香川たけふみ香川たけふみ
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