新年のごあいさつ
毎月発行している広報しきに連載中の市長コラム「以心伝心」に掲載された内容を掲載しています。
令和5年1月号掲載分
新年のごあいさつ
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年を振り返りますと、7 月に新庁舎が完成し、正面に広がるいろは親水公園もリニューアルオープンしました。7 月 31 日に開催した新庁舎等完成記念イベントでは、およそ 2 万人が来場され、新たな志木市のランドマークとなる両施設の門出をお祝いしていただきました。また、いろは親水公園と新庁舎を新たな会場にして、12 月に開催された市民まつりでも、4万人近くの来場があり、多くの人で賑わいました。
まさに市民力の結晶で創られたイベントを目に、改めて、志木市の底力を強く感じたところです。こうした市民の皆さまの「力」を背に、本年も志木市の前進に向けてさまざまな取組を進めていきます。
まず、高齢者の介護予防・健康づくりの充実です。
「人生 100 年時代」を自分らしく健やかに過ごすことができるよう、フレイル予防事業をさらに充実させるとともに、健康寿命の延伸の取組である「いろは健康ポイント事業」の普及啓発など、歩く質を高める取組も継続します。
また、市民の皆さまに健康意識を高めていただくため、毎年 3 月最後の土・日曜日を「春の健康 DAY」と定め、例年実施している「志木さくらフェスタ」と同時に「ノルディックウォーキング・ポールウォーキング全国大会」を開催し、心と体を健康にするための事業もあわせて開催しますので、ぜひご参加ください。
次に、小中一貫教育の推進です。
子どもたちの学力・学習意欲の向上や中学校に進学する際に不登校が増加するなど、新しい環境に不適応を起こすいわゆる「中 1 ギャップ」に対応するため、令和 7 年度の全中学校区での小中一貫教育の導入に向けた基本方針を昨年 10 月に策定しました。
本年は、各小・中学校の保護者や地域の皆さまへ、小中一貫教育の意義や方向性を知っていただくため、中学校区ごとに説明会を丁寧に行いながら、各中学校区で地域の特性を踏まえ、義務教育 9 年間を通した一貫性のある指導をはじめ、児童・生徒の交流や地域との連携など、具体的な取組を盛り込んだ推進計画を策定していきます。
次に、市民会館・市民体育館の再整備です。
設計のコンセプトなどの大枠を決める基本設計が昨年 10 月にまとまりました。本年は「みんなに愛され、だれもが主役になれる施設」の基本理念のもとに、それぞれの施設を利用されている方をはじめ、障がいのある方など、さまざまな立場の方の声を丁寧に聞きながら、より詳細な実施設計を進めていきます。
市民会館は 44 年以上の永きにわたり、文化・芸術の拠点としてその使命を果たしてきました。本年 4 月 16日には「ありがとう!市民会館」と銘打った “ はなむけイベント ” を市民会館をホームグラウンドとして活動してきた文化・芸術団体をはじめ、多くの市民の皆さまと開催する予定ですので、ぜひ、お越しください。
次に、志木駅前の行政機能の強化です。
転入、転出の手続きやパスポートの申請・交付などの業務を拡張し、土・日曜日、祝休日も開庁する市民サービスステーションをマルイファミリー志木 8 階に開設します。
また、市民の皆さまの文化・芸術活動の場を確保するため、開閉式展示パネル及び会議や作品の展示も可能な多目的室などを備えたコミュニティスペースつつじをマルイファミリー志木 8 階及び 1 階に開設します。
商業施設などの多い志木駅前に開設し、土・日曜日、祝休日も開庁することで、市民の皆さまの利便性を更に向上させていきます。
令和 5 年は卯(うさぎ)年。卯は「飛躍と向上」の象徴です。
新庁舎の完成、いろは親水公園のリニューアルによって本市のランドマークは大きく生まれ変わり、新たな一歩を大きく踏み出しました。
この歩みを止めることなく、本年も行政・市民力のタイアップで「選ばれる志木市」に向けて全力で市政運営に取り組んでまいります。
市民の皆さまのまちづくりへの応援をよろしくお願い申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。