平成28年5月号掲載分

　

費用ゼロ対効果・・・

　 さて、今月から『広報しき』をリニューアルしました。今回のリニューアルでは、読みやすさはもちろん、極力お金を使わない形でのリニューアルに向けて、職員といっしょに知恵を働かせたところです。生まれ変わる今後の『広報しき』の展開に期待していただきたいと思います。
　また、市役所ではこの4月から庁舎1階に総合案内（コンシェルジュデスク）を設置し、県内初となるタッチパネル式の大型サイネージ看板とともに、市役所へ来庁される皆さんへのご案内を開始しています。このサイネージ看板も、お金を使わず民間の活力を活用し、設置・運用ともに広告収入で賄っています。
　さらに、昨年、事業者を公募しました市内小・中学校の屋根を活用した太陽光発電においては、整備が完了し、6月には全校で太陽光発電を開始します。平常時には小・中学生への環境教育に役立てるほか、災害時には非常用の電力となるこの事業も地元事業者の活力を生かし、こちらも市の経費負担なしで実現します。
　よく、「費用対効果」と言われます。当然のこととして貴重な税で運営される行政において、支出される費用によって得られる効果は常に大きくなくてはなりません。一方、今回の例のように費用をかけなくても、民間の活力や市民力を生かし、知恵を出しあうことでできる、しっかりと効果の出せる施策もあるのです。
　職員一丸となって知恵を働かせる。これからもそんな組織風土をつくりながら、しっかりとまちづくりを進めていきます。