新年のご挨拶
毎月発行している広報しきに連載中の市長コラム「以心伝心」に掲載された内容を掲載しています。
平成30年1月号掲載分
新年のご挨拶
明けましておめでとうございます。志木市長の香川武文です。
皆さまにおかれましては、お健やかに新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
平成29年を振り返ると、たくさんの出来事がありました。そのなかで、印象に残った取組を申し上げますと、ひとつは、世界文化遺産である「富士山」の構成資産、「吉田胎内樹型」をゆかりとする、山梨県富士吉田市との「文化・観光交流協定」の締結です。
昨年は、私も富士吉田市の「吉田の火祭り」を訪れ、また、富士吉田市の皆さんも本市の「市民まつり」に、「吉田のうどん」を携えて参加していただきました。
今後は、市民ぐるみの交流が深まり、交流の輪がさらに広まるものと、楽しみにしております。
もうひとつは、舟運で栄えた志木市の歴史を後世に伝え、市民のふるさと意識の醸成と新たな魅力の創出に向けた、「いろは親水公園」を舞台とした和舟を利用したにぎわいづくりへの取組です。
9月には、新たに購入した和舟「いろは丸」の進水式を行い、ボランティアの船頭さんの養成もスタートしました。
今後、船着き場や川沿いの遊歩道を整備し、3月の志木さくらフェスタでは、いろは丸から見る志木の新しい景色をお楽しみいただけますので、ご期待ください。
さて、ここで、本年予定している新たな取組について、ご紹介させていただきます。
はじめに、現在、お休みをいただいております総合福祉センターについて、内部大規模改修工事が順調に進んでおりますので、予定を早め、5月1日から再開することといたしました。
リニューアルオープンする総合福祉センターは、福祉センターの機能を移転するとともに、児童センター・子育て支援センター機能も充実させ、高齢者から子育て世代まで、多世代交流の場として、多くの皆さまに、ご利用いただける施設となります。
また、機能移転後の福祉センター跡地には、本市初となる民設の障がい者グループホームを整備します。障がいのある方が、住み慣れた志木市で暮らせるようになるとともに、短期入所も行いますので、在宅で頑張ってきた方、そしてご家族にとりましても、安心して生活していただけるものと考えております。
次に、増加する保育ニーズに対応するため、独自の新たな視点として、志木第二小学校敷地を活用し、民間保育園を整備してまいります。高齢化率の高い館地区に、保育園を増設することで、子育て世代の定住促進を図り、地域の活性化にもつなげるとともに、保育園と小学校の連携を図り、小一プロブレムの解消にもつなげていきたいと考えています。
さらに、市内小学校では、これまでの学童保育クラブと放課後子ども教室を一体的に運営することで、全ての児童が、放課後などを安全・安心に過ごし、多様な体験や活動を行うことができる「放課後しきっ子タイム」を本年より順次整備してまいります。
最後に、子どもの入院・通院における医療保険の一部負担金の助成について、現在、小学1年生から中学校修了までとなっているものを、入院については、高等学校修了まで拡大し、子育て家庭の経済的負担を軽減してまいります。
以上、本年予定している新たな事業の一端をご紹介させていただきましたが、今年も、「市民力でつくる 未来へ続くふるさと 志木市」の実現に向け、全力で市政運営に取り組んでまいります。
引き続き、市民の皆さまのご支援とご協力をよろしくお願い申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。